オフィス移転には様々な費用がかかることになります。より効率的に行うにはワンストップ業者への依頼も考えられますが、行う場合には必要となる内容と大よその金額を掴んでおくことが大切になります。まず、賃貸契約における初期費用があります。内容としては、敷金・保証金、礼金、保証委託料、仲介手数料があり、例えば、敷金・礼金に関しては、大手デベロッパー物件では賃料の12ヵ月分、ファンド物件では賃料の6~12ヵ月分、個人オーナーの物件では賃料の3~12ヵ月分程度が相場となります。
ここでは、他の項目も含めて物件によって大きな違いがあるために事前に確認をしておく必要があります。次に入居工事関連があります。入居工事関連の費用はオフィス移転の中でも求める内容によって大きな開きがあり、概ね坪当たり100、000円~300、000円程度が相場となります。項目としては、電気工事、LAN・ネットワーク工事、電話工事、内装工事、パーテーション工事、セキュリティ工事、空調工事、防災工事、引っ越し作業があり、しっかりとしたタイムスケジュールを作成することが大きなポイントとなります。
3つ目としては家具・什器・OA機器があり、新しく購入をせずにそのまま使用する場合には、ほとんど費用をかけることなくオフィス移転をすることができます。ただし、商品によっては施工が伴うものもあり、購入をする場合には、工事に合わせて総合的に把握をしておくことが必要になります。オフィス移転で意外と忘れてしまう内容として廃棄物処理に伴う費用があります。廃棄物処理は思いのほか高くなることも多く、事前にどれを処分するのか決めておく必要があり、この場合、業者から見積を取ることも忘れずに行うことが大切になります。
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